法政大学大学院教授の坂本光司先生との出会いはもう6年位前からだと記憶しております。
ある日、社員が応募していた「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の事務局から突然電話が入り、《人を大切にする経営学会》の受賞企業候補に入ったので坂本先生が会社を訪問したいとの事でした。
先生の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」はすでに読んでおり、日本中に何と素晴らしい会社があるのだろうと感動しておりました。
実際に先生とお話しさせていただいた当初は30分との約束でしたが、気が付いたら2時間を過ぎていました。これが出会いの初めであり、弊社をこれほど大きく変えていくとは思いませんでした。

お人柄なのか、話をよく聞いて下さり悪口は一切言わず、何か良いところを探そうと言う姿勢は今も変わりませんし、先生のおかげで人脈が広がり「TV東京のカンブリア宮殿」にも出演させて頂きました。先生は我が事のように喜んでくださり、お祝いで食事をしようともいわれ一緒に社員共々先生と食事をさせて頂いた事がありました。
今年3月で定年を迎えられ法政大学は退官されることになりますが、日本を救うのは中小企業であるとの信念はゆるぎず、本年4月より人を大切にする経営大学院を開講されます。先生には大企業の経営者が教えを乞う事もありますし、先生の大学院ゼミ生の結束が非常に固く、色々な意味で人を育て少しでも世の中の役に立とうという方が多く、この様な素晴らしい人々との出会いも私の大きな財産と言えると思います。
坂本先生には何とお礼を言って良いかわかりませんが私に出来るだけのサポートを今後も行い、これからも学ぶべき事をたくさん教えて頂こうと思っています。

このような人こそ日本の宝だと言っても過言ではありませんし、一度会えば誰もが先生のファンになることは間違いありません。世の中にはこんな人もいるんだと言うのが私の素直な感想です。
(株)さくら住宅 二宮生憲