日本語の言葉の乱れが、益々ひどくなっている気がしています。
テレビに出ている人や、政府の要職にある人等が話をしているのを聞き、
言葉を失ってしまうことがあります。
人に説明や、案内をする時に日本語でわかりやすい言葉を使う。
又、手紙や説明文でも高尚な文章にする必要はなく、
平易な日本語で書くことが大切です。
今の80代以上の方でコロナウィルスの流行の只中にいる方々に向けて、
ソーシャルディスタンス や ステイホーム と言って正しく伝わるでしょうか。
このような時こそ、日本語でわかりやすい言葉が必要だと思います。
外来語以外でもメンヘラ、きもい、等が使われているようですが、
意味が正しく伝わる日本語とは言えないと思います。
何を言っているのかわからない言葉があると、
テレビを観るのを止めてしまうことがあります。
誰にでもわかりやすくする、ということは、言葉だけではなく
色々な場面でとても大事です。
コロナウィルスワクチン接種でも、電話とインターネットだけで
受け付けるのでは、騒動になっても仕方ないと思いました。
最近では、ご高齢の方でもパソコンを使える人が増えてはいますが、
まだまだだと思いますし、感染予防の対策をした上での対面や、
郵便など別な方法はなかったのでしょうか。
人の体は一人ひとり違うものなので、大事な情報が抜けては大変危険です。
私自身もZoom(ズーム)での会議をこの1年続けてきましたが、
思いや願いは、半分位しか届いていないと感じています。
対面については今後も注意が必要ですが、
本当の事を正しく伝えるためにも
丁寧に話す習慣を身に付けたいものです。
日本語の地方の方言が少しずつ聞かれなくなってきているのも、
まるで別の国に行ったようで悲しくなります。
日本語を大事にすることを、もう一度考えてみませんか。
代表取締役会長 二宮 生憲